アフターピル(緊急避妊薬)に関するよくある質問をまとめました。
- アフターピル(緊急避妊薬)ってどんな薬ですか?
- アフターピル(緊急避妊薬)に副作用はありますか?
- アフターピルを服用して嘔吐・下痢をした場合、避妊効果に影響はありますか?
- アフターピル(緊急避妊薬)を飲むと不妊になりませんか?
- アフターピル(緊急避妊薬)を飲めば妊娠しませんか?
- アフターピル(緊急避妊薬)を使った後、次の生理はいつ来ますか?
- アフターピル(緊急避妊薬)をもらう際に保険証は必要ですか?
- アフターピル服用後、気を付けることはありますか?
- アフターピル(緊急避妊薬)は1錠以上服用しても大丈夫ですか?
それぞれ確認して疑問を解消してください。
アフターピル(緊急避妊薬)ってどんな薬ですか?
アフターピルは、避妊がうまくいかなかった場合に用いる非常時の避妊薬です。
例えば、「コンドームが使用中に外れてしまった」ときや「性暴力による被害を受けた」ときなど、意図しない妊娠を回避するために使用されます。
主成分として卵胞ホルモン(エストロゲン)や黄体ホルモン(プロゲステロン)が含まれています。
これらの成分により受精卵が子宮に着床するのを防ぎ、避妊効果が期待できるのです。
アフターピル(緊急避妊薬)に副作用はありますか?
アフターピルの服用後に一時的ですが副作用が現れることがあります。
代表的な副作用には、吐き気や頭痛、めまい、乳房の張りなどがあります。
ただし、アフターピルの服用後に副作用が現れるケースは少なく、実際に副作用が現れる可能性は1%以下です。
アフターピルは安全性が高いお薬ですが、自分の体調に不安がある場合は事前に医師に確認しておきましょう。
アフターピルを服用して嘔吐・下痢をした場合、避妊効果に影響はありますか?
アフターピルの服用後に嘔吐や下痢が生じた場合、薬の吸収が不完全になることがあります。
特に、服用後3時間以内に嘔吐をした場合は、もう一度ピルを服用するか処方された医療機関に相談してください。
下痢も同様に、消化不良が原因で十分に吸収されないことがありますので医師に相談することが大切です。
アフターピル(緊急避妊薬)を飲むと不妊になりませんか?
アフターピルの使用が将来的な不妊に直結することはありません。
アフターピルは緊急時に一時的に体内で効果をもたらすものであり、長期的に体に影響を及ぼすものではありません。
短期間なホルモン変化を引き起こすお薬であるため、将来的には妊娠を望む場合でも安全に使用することができます。
アフターピル(緊急避妊薬)を飲めば妊娠しませんか?
アフターピルは高い確率で妊娠を防ぐことができますが、100%の確実性を保証するものではありません。
特に、服用のタイミングが遅れると避妊の成功率は低下します。そのため、アフターピルの服用は可能な限り早めに服用することが大切です。
アフターピル(緊急避妊薬)を使った後、次の生理はいつ来ますか?
月経周期が多少前後する場合もありますが、通常の生理予定日に近い時期に次の生理が始まることが多いです。
しかし、予定日を1週間以上過ぎても生理が来ない場合は妊娠している可能性を検討する必要があります。
アフターピル(緊急避妊薬)をもらう際に保険証は必要ですか?
アフターピルの購入は保険適用外となるため全額自己負担となります。
そのため、健康保険証を持参する必要はありません。
アフターピル服用後、気を付けることはありますか?
アフターピル服用後の副作用は1日以内に消えることが多いですが、まれに数日間続くこともあります。
アフターピルを服用すると体にストレスがかかるため、リラックスして過ごしてください。
また、服用後3週間を目安に妊娠検査薬で確認することが推奨されています。
妊娠していないことが確認できるまでは性行為を避けるようにしましょう。
アフターピル(緊急避妊薬)は1錠以上服用しても大丈夫ですか?
アフターピルは単回服用を前提として設計されており、決められた量より多く服用することは推奨されていません。
服用後の体調不良や嘔吐による吸収不良が懸念される場合は、医師に相談の上で追加の服用を検討する必要があります。
誤った服用が体に負担をかける可能性があるため、自分で判断せずに必ず医療機関の指示を仰ぐことが重要です。